風画杜

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[diary]

2015.01.25

稀な時期

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この、シルエットだけで、何処の場所かわかる方も

おられるのではないでしょうか。

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日本に数件しか指定されていない国宝のお城です。

城下の名勝庭園から、国宝彦根城を見上げた姿です。

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庭園は、数年前から築造当初の姿を検証すべく、埋蔵

文化財調査が行われています。

普段は表の姿しかみえないところも、今時期には、

裏のおさめかたも目にすることができます。

どのような構造なんだろうか、どのような材料を使って

いるのだろうか。

その調査のために、今は池の水位が少し下げられています。

これまた、普段みられない石の姿があらわれてよいです。

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竹柵は棕櫚縄で固定され、手作り感が心地よいです。

擬木やプラスチックの柵などはない、この庭は、沢山の

ひとの手間と暇をかけて守られていることがわかります。

修理工事を行われているときの来園・・・長い年月の

間で、このような時期に巡り合うことは、実はとても

希少なことです。

いつか、遠い未来には、「工事時期に見に行ったこと

がありまっせ」と自慢できますね。

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彦根城のお堀といえば、白鳥や黒鳥が泳いでいますが、

今時期は、数十羽のキンクロハジロがみられました。

胸の白色とオスの後頭の羽毛が伸びている容姿などは、

なかなか目立つ水鳥です。

[other]

2015.01.24

ものづくり

1月に入ってすぐになりますが、

tokyo/osaka office が集合しまして、合同会を

開きました。

12月末に合同納会を開くことができなかった

ため、また、新年会も出来ていなかったこと

から、あわせて研修会も行うことにしました。

1泊2日と計画しまして、土曜日仕事先で現地調

査を終えた後に移動をはじめました。

山間部の宿を選んだため、本当は夕方前には

宿入りしないといけなかったのですが、

雪にもまけず、凍結にもまけず、暗闇の不安感

も感じずに、無事、夜に到着しました。

現場→奈良県上川村「入之波温泉(しおの
はおんせん)」お宿→納会&新年会

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鴨鍋でした☆

次の日は、

→「奈良県川上村 匠の聚(たくみのむら)」にて
合同研修会

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陶芸家 山本喜一先生 のご指導をいただきました☆

< 山本先生について 匠の聚HPより >
1950年大阪市生まれ。1980年ミシガン大学留学、
1981年ロチェスター工科大学留学 、1996年河島浩三氏に
師事、京都府宇治市炭山工芸村の工房にて作陶活動に入り、
現在川上村にて創作活動を行う。

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この度の研修内容は陶芸です。

山本先生からは、マンツーマンで土と、水の動きを感じ、

自分の指先に気を集中させる楽しさを味わわせていただき

ました。

心の欲求は、理想のもの(形)へ近づけるためには

ある意味不要であり、欲求から想像力(素敵な形になる

といいな~)という無に近づいただろうかと思った途端に、

なにか意図していたような意図していなかったような創作

という動きがはじまったような感覚でした。

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川上村の匠の聚では陶芸教室のほか、ガラス教室など、

木々に囲まれたコテージで創作に没頭することができる

とても豊かな環境です。

室内に作家の作品展とカフェもありますので、ひととき

を匠の聚でいかがでしょうか。

ものづくり研修会の後は→昼食 奈良県黒滝村蕎麦屋
「侘助(わびすけ)」

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蕎麦屋のご主人のお話しを伺いながら、

盛りそばとかっけ汁をいただきました。

蕎麦かっけは、東北地方の郷土料理ですので、

思いがけないメニューでした。

昼食後→「丹生川上神社」参拝

676年、天武天皇の時代に「人声の聞こえざる

深山に宮柱を立てて祭祀せば、天下のために

甘雨を降らし、霖雨を止める」と、創建された

古社です。

人は神に 雨を願い 馬を奉る

人は神に 願い   馬を奉る

人は神に 願い事を書き「絵馬」を奉納する

水害からの復興を祈り、約600年ぶりに神馬

献上祭がおこなわれたとのことです。

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すべての工程を終了し、無事に帰宅しました。

special thanks

[news]

2015.01.24

北陸のお庭

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北陸のお庭は、11月以降になると、積雪など

から植木の枝折れをふせぐために、雪吊り

作業がはじまります。

関西ではまず見ることのない姿です。

さらに雪深いところでは、板で四方を囲い込み、

縄でぐるぐると固定するところもあります。

兼六園の松の雪吊り作業は、冬の訪れの風物詩

としてニュースでよくとりあげられることから、

広く知られていますね。

福井県敦賀市 国指定名勝柴田氏庭園
江戸時代の豪農屋敷、建物は書院造と築山池泉のお庭

[news]

2015.01.20

山梨と静岡

現場の写真がたまってきました。

去年の今頃はどのような写真を撮っていたの

だろうと、整理とともに懐かしく見ています。

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[news]

2015.01.20

小さなお庭と猫の図書館

大阪の淀屋橋駅近くに所在します

「小さなお庭と猫の図書館」

が、昨年10月に関係者を集めてのお披露目会を

経て、いよいよ開業されました☆☆☆

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図書館では、オーナーの選りすぐりの家具で、

ゆっくりと過ごされる方や、少しの時間を有意義に

満喫される方など、着実に、この空間では新しい

出会いが始まっています。

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室内には、本格的な茶室が設えてあります。

定期的にお茶教室が開催されています。

この機会にいかがでしょうか☆

お庭では、夏にはブルーベリーも実りますので、

「食べたい」と言っていただきましたら、見つけた方

から、ブルーベリー摘みもできますよ。

この図書館、おすすめすぎます☆☆☆

[diary]

2015.01.11

仕事はじめ

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仕事はじめは奈良の現場からとしました。

三が日は、風と冷え込みが一段と厳しかったことから、

1月はじまりに外の作業ができるかどうか内心心配していました。

当日は、外気温は冷たいですが、穏やかな日和となりました。

古都奈良県の奈良市、鷺池(さぎいけ)には泥が流れ溜まった

ことから、一部は干潟となり、鳥と鹿の休憩所になっています。

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12月中旬から遠目にですが、水面に浮遊性の植物が見えだし

ました。

随分昔に、職場でオオアカウキクサという水生のシダを育てて

いたことがあるのですが、同じものではないな、少し違うなと

気になります。

ちなみに、バケツで育てていたのですが、元気な時はバケツを

はみ出すほど這い出て「気持ち悪い」と不評でした~

持ち帰り同定したわけではないですが、おそらく、外来種のアゾラ

かなと。アイガモにくっついてきたのでしょうか。

秋の風景と異なり、園池の観光ボートが引き上げられています。

今の鷺池は、水面が広く、反射する木々と冬の空の色で迎えて

くれます。

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[news]

2015.01.06

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

初詣で近所をふらり歩いていると

各家に門松をはじめ、正月飾りが目に入り、清々しいきもちになります。
年末の花屋には多くの松が並んでいました。
種類としては主にクロマツ、他にゴヨウマツ、三葉のダイオウショウもありました。

松は

神が宿る木、神の依代

各地で新年の歳神様を迎える指標となる木

とされ、全国的に正月飾りとして使われます。

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正月飾りを見ていると、

日本人は今より木を見分けていて、生活や神事の場で、種を使い分けていたことが

よく分かります。ハレの木という感覚。

ハレの木つながりで、諏訪の話を。

先月長野県諏訪に行く機会があり、藤森建築で有名な神長官守矢史料館に行くことができました。

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一時吹雪にもなりましたが、畑の中に突如現れる茶室には、こころ躍りました。

学芸員の方によると、守矢氏が代々引き継いだ神長官は、諏訪上社No.2の役職で巫女のような役割を担っていました。
現在78代目だということです。

出雲の神、建御名方神(たけみなかたのかみ)を祭神とする諏訪大社の絵図に、上社背後の山の守屋山が描かれているため不思議に思い

少し調べてみると、守屋山も信仰の対象となっていたようです。

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御頭祭の復元 @神長官守矢史料館

御頭祭をはじめとする神事にその原始信仰がかいまみえました。

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上社前宮

諏訪大社の上社前宮を訪れると、すこし山を登ったところに、「峯の湛」と呼ばれる神の依代の木、(ここではイヌザクラ)がありました。

※峯の湛・・・前宮と関連を持つ重要な遺跡で、古来より諏訪七木の一つで湛の神事をしたところ。

春に再び訪れたいです。

全国各地の庭園を修理、作庭することは、それぞれの地域に残る、木の文化、飾りの文化をはじめとする日本文化、信仰を残していくことにもつながります。

今年も風画杜は各地ではりきっていきたいと思います。
本年もよろしくお願いします。

[news]

2014.12.31

年末のご挨拶

今年は風画杜を設立して1年目の年でした。

少し振り返らせていただきますと、

街中(まちなか)に土のあるお庭を造らせていただいたり、

暑い日も寒い日も樹木調査の日々や、日本各地のお庭の

修理事業に携わらせていただきました。

最近も作庭させていただいたお庭の一室で、

竹細工講座を開講させていただいたり、

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これからも機会がありましたら、お庭を造り、また、修理する

だけではなく、庭で取れるなにかしらのものを使い、

皆様と共に創作活動をさせていただきたいと思います。

根本には、手のかかる庭を造り、所有者さんを困らせたり

楽しませたり、そこに関わる人の

記憶に残るお庭。ともに時を刻む緑の空間をつくりつづけた

いと考えています。

修理も同じです。次の世代にその場所の良さ、生きた歴史

を残せるように頑張りたいと思います。

災害や事故など深い悲しみに襲われることが多くありますが

前を向けるように精進したいと思います。

関係してくださった皆様、心より御礼申し上げます。

どうぞ、よいお年をお過ごしください。

[news]

2014.12.05

風探歩 青森県平川市編

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お庭の整備工事は、長雨に見舞われたときは現場が

止まります。

しかし、この機会を逃してはならなく、ほかのお庭をみ

させていただく絶好の機会になります!

限られた時間のなかでまわるお庭は貴重です。

今回は、黒石市の近くの町、平川市大光寺一滝本123番地の

清藤家庭園(せいとうけていえん)に伺いました。

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県指定の資料によると、築庭年代は明治30年頃~大正8年と
伝えられ、築庭者は、大石武学(おおいしぶがく)流宗家4代
小幡亭樹(おばたていじゅ)。
なお、伝承では、本庭の完成が大正8年であることから、年代
でみると、5代池田亭月(ていげつ)も関与した可能性も考えら
れるといわれています。
当時、初代大光寺(だいこうじ)村長を務めた長内健美(たけみ)氏が、
明治30年頃から小幡に築庭を依頼したことから造営がはじまった
そうです。
築庭は健美氏の子の健榮(けんえい)氏に引き継がれ、大正8年に
完成したといわれています。
昭和47年、長内家から清藤六郎氏が譲り受け、本庭は清藤家所有と
なっています。

池前に打たれた大きな礼拝石や、大石武学流でみられる野燈籠、滝組

は見所として紹介されますが、こちらのお庭のドラマチックなところは

実は裏にあるのでは、と感じました。

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このことは、訪れたことのある人達で談議したいものです。

津軽の親方がよく言われるひとこと☆

たいしたもんだ。

[news]

2014.11.10

植木探し3

ゴヨウマツの植え付けです。

千葉生まれの埼玉安行育ちのマツです。

安行は植木屋の町です。

関わっている青森のお庭も
安行よりほとんどの木を運搬したとの記録が残っていました。
少なくとも明治30年代には植木屋が存在していたようです。

街道挟んで両側植木屋です。感動します。

受け取りに。

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植木屋さんはこの運搬を嫁に出すようだと言っていました。

そして植え付けです。

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米俵より重い。

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土を入れて

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育てられた年月と手がひしひしと伝わります。

このあとの手入れで庭の運命が決まります。

完成って言葉はなかなかつかえないです。