風画杜

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2016.10.21

秋の田・・・ 

ススキの穂が銀色に輝き、秋の風情が感じられる季節。
紅葉はもう少し先のようですね。
今年も夏の記憶は熱風に吹き飛ばされたのか、思い出す
には時間がかかりそうで、気づけばお彼岸も過ぎ、
いよいよ11月に入ろうころになりました。

今年の夏は、機械測量と個人邸の設計と、工事立会いと
東京の人の多さにめげそうになりました。
今は、山麓。山裾から吹き流れる冷たくなった風と
うるさいくらいの鳥の鳴き声が心地よいです。

DSC_0596 DSC_0553  旧芝離宮  浅草水上タクシー

dsc_0550 DSC_0437 DSC_0421 浅草寺雷門    日向市馬ケ背   京都東福寺方丈

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2015.08.25

おろしたての手ぬぐい



8月も末で、雨が降る度に少し涼しくはなったと感じる

ものの、まだ強い日射しにバテ気味です~


しかし、友人からプレゼントしてもらった手ぬぐいで心機一転!

DSC_1602


今度はいつ沖縄に遊びにいけるかな~と思いながら、

汗を拭き拭き、広いお庭の機械測量に励んでいます。

女性でもちょいちょい↺と持てる、機械を軽くする方法はないか、

マニアックですが技術者に開発してほしいと願っています・・・

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3年前に西表・石垣に行った際に、車中から偶然、カンムリワシ

を見ました☆

とても格好良かったです!

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2015.05.27

茶会へのみち1

先日、東京の品川の方へ、剪定道具を持って出かけてきました。

この日は、友人らと催す秋の茶会への準備の初日です。

35年前に作られた茶室、今は使う人もいなくなり、、

少しほこりをかぶったりしていました。

各自、箒やエプロン、マスクを持ち寄り、大掃除です。

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私は茶庭担当として働き、この日は玄関前の蹲踞周辺を中心に鋏を入れました。

ビフォーアフター。

IMG_0695    IMG_0703


山のような剪定枝。




蹲踞の水門には、いきいきとしたコケがひっそりと生息していました。

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東京のど真ん中で出会えるコケにはうれしくなってしまいます。

繁殖時期に掃除できたので、梅雨が終わるころにはもう少し広がっているかなと期待しながら作業を終えました。

秋の茶会までの道のり、できるかぎりここで報告してみます。

tokyo office

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2015.02.07

赤色の花



庭先のサザンカの花が、咲き終わろうと

しています。

寒さのなかに、春が近づいてきたことが

わかります。

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今年も沢山の花が咲きました。

サザンカは、だいたい10月頃から2月

頃まで、花が少ない時期に彩をみせて

くれる貴重な樹種です。

サザンカとロウバイ、ナンテンなどが

庭にあると冬季も寂しくないですね。

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ツバキに似ているといわれますが、葉の

大きさの違いと、葉の葉柄(ようへい)に

粉っぽい毛がみられるところは、サザンカ

特有です。


山のなかに入りますと、自生しているものは

遠目はヒサカキに似ていると思います。

この時もやはり、毛があるかorないか、そこで

違いをみます。


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2015.02.07

鹿


随分前ですが、各方で、昔にイノシシよけのために

石を積んで侵入をふさぐ役割をしていた石塁を

「猪垣」と呼ぶところがある、と聞いたことがあり

ました。


先日、「鹿垣」という言葉に触れました。

どんなものなのか’そのしかがきたるもの’を確認

して目を慣らしておかなければ!と、思い立ちま

した。

車は入れない場所と聞いていましたので、早速、

長靴にはきかえ、打ち合わせ終わりに、小耳に聞い

た場所に向かうことにしました。

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数件の民家のさらに通りぬけたところから、畑地

になり、山裾の参道になりました。

通路の脇に、リンボクを久しぶりに見ました。

葉の鋸歯のでかたと、葉裏のテカリが独特です。

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歩き始めて10分程度で、石積みは?と思いなが

らも、谷筋の荒々しさにずっと続く石畳、これは

先を行くしかないと進みました。

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さらに歩いたところに、石燈籠が見られました。

中台の下部の竿のくびれが目をひきます。

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自然の滝は姿を幾重にも変え、次に訪れたときは水

みちがまた変わっているのだろうなと眺めていました。


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が、思い出しました。

すでに春日大社原生林参道でした。

*看板奥の岩壁に観音様の彫刻がみられます。

そもそも、田畑や集落への侵入を防除するための

目的の施設として石が積まれるのであれば、もっと、

民家に近いものですね。

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民家近くで最初に確認した石積は、もしかした

ら鹿垣?

これが、鹿垣と呼ばれているものであるか後日、

確認したいところです。


夕刻で雨が降ってきていましたので、引き返しま

したが、もし晴れていましたら・・・山越えをして

茶屋で一服して柳生まで行ってしまっていたのでは

ならろうかと。

今時期は時間との勝負、おとなしく報告書作成に帰

ることにしました。

 

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2015.01.27

日当


先日、滋賀県の町家の調査に行ってきました。

当日の手当、、、百円、、、札!を頂戴しました☆

めずらしい。


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2015.01.25

稀な時期


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この、シルエットだけで、何処の場所かわかる方も

おられるのではないでしょうか。


????????


日本に数件しか指定されていない国宝のお城です。

城下の名勝庭園から、国宝彦根城を見上げた姿です。

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庭園は、数年前から築造当初の姿を検証すべく、埋蔵

文化財調査が行われています。

普段は表の姿しかみえないところも、今時期には、

裏のおさめかたも目にすることができます。

どのような構造なんだろうか、どのような材料を使って

いるのだろうか。

その調査のために、今は池の水位が少し下げられています。

これまた、普段みられない石の姿があらわれてよいです。

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竹柵は棕櫚縄で固定され、手作り感が心地よいです。

擬木やプラスチックの柵などはない、この庭は、沢山の

ひとの手間と暇をかけて守られていることがわかります。



修理工事を行われているときの来園・・・長い年月の

間で、このような時期に巡り合うことは、実はとても

希少なことです。

いつか、遠い未来には、「工事時期に見に行ったこと

がありまっせ」と自慢できますね。

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彦根城のお堀といえば、白鳥や黒鳥が泳いでいますが、

今時期は、数十羽のキンクロハジロがみられました。

胸の白色とオスの後頭の羽毛が伸びている容姿などは、

なかなか目立つ水鳥です。

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2015.01.11

仕事はじめ


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仕事はじめは奈良の現場からとしました。

三が日は、風と冷え込みが一段と厳しかったことから、

1月はじまりに外の作業ができるかどうか内心心配していました。

当日は、外気温は冷たいですが、穏やかな日和となりました。

古都奈良県の奈良市、鷺池(さぎいけ)には泥が流れ溜まった

ことから、一部は干潟となり、鳥と鹿の休憩所になっています。


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12月中旬から遠目にですが、水面に浮遊性の植物が見えだし

ました。

随分昔に、職場でオオアカウキクサという水生のシダを育てて

いたことがあるのですが、同じものではないな、少し違うなと

気になります。

ちなみに、バケツで育てていたのですが、元気な時はバケツを
はみ出すほど這い出て「気持ち悪い」と不評でした~


持ち帰り同定したわけではないですが、おそらく、外来種のアゾラ
かなと。アイガモにくっついてきたのでしょうか。


秋の風景と異なり、園池の観光ボートが引き上げられています。

今の鷺池は、水面が広く、反射する木々と冬の空の色で迎えて

くれます。

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2014.07.30

深山


仕事で鳥取県に行っていました。

この機会に、これからは少しずつ周辺を散策できたら

素敵だなと考えています。

商店街

現場への移動は夜が多いのですが、せっかくですので、

鳥取の街並みの様子をご紹介します。

わかりますかね。伝わりますかね。

倉吉の白壁

倉吉市の商店街の様子と、江戸~明治期に建てられた

白壁の土蔵群の様子です。

今は老舗のお店のほか、複数の観光店が中に入り切り盛り

されています。

夜は、タイムスリップしたような感覚で、往時の様子が

偲ばれます。


次の日は、現場に行く束の間に足を運んでみました。

小鹿渓

名勝小鹿渓。距離的に近いことから選びましたが、途中で心配

になりました。道が細く、どんどん細く、そして細くなり

ました。

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到着すると、厳しい渓谷に、雨の後のいきいきとした緑が

とても美しく、思わず散策してしまいました。
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大型台風の後の渓谷散策のため、園路から外れるとたっぷ

りと水をふくんだ苔に足がとられ滑ります。

トチノキ

トチノキの大枝の隙間から、光がこぼれ、日差しの先の

足元には、ひこばえが…ゆっくりと遷移しているのですね。

散策路

と、ゆっくりとしている時間はありませんでした。
行きはよいよい帰りは、、、階段を走って戻り現場に急行しました!

仕事は間に合いました。

が、
案内板

こちらは、また登頂できませんでした。

神と仏が宿る山、三徳山。

鳥取県のほぼ中央に位置する三朝町(温泉郷です)の、高い山々に囲

まれた大岩が織りなす景観美、一帯は史跡名勝に指定されています。

毎度、煩悩を抱えて帰るしかないか、と残念に思いますが、

楽しみは小出しにするのもよし!ということで。

参拝登山は1人では入山できませんので、ほぼ、不可能な希望ですが、次回

万が一、仕事が早く終わることができましたら、行ってみたいです。

と思って、2年が過ぎています。

変わりに、皆様、是非体験に行ってください。

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2014.06.25

お山


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青森での仕事の際、岩木山まで足を延ばしてみました。

頂上付近の岩盤と、おもしろい形のダケカンバの風景。

標高の高い頂上付近ではダケカンバもこんな樹形になるのですね。

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岩木山の麓に下りると岩木山神社が。

鳥居の前に立ってみると、参道の真上にお山(こちらでは岩木山をこう呼ぶらしいです)がそびえ立っていました。

ここ津軽では古くから「お山参詣」という行事が伝えられています。

旧暦の8月に津軽の人々が隊を組み、岩木山に登るものですが、

その際に笛や太鼓で囃しながら歌うものが「サイギサイギ ドッコイサイギ~」。

どうやら麓にある寺の僧侶がつくったものらしいですが、神仏習合の残り香がなんともいえないです。

津軽の人にとって岩木山は特別なものなんでしょう。

津軽地方の庭園から見えている岩木山の風景もいつまでも残っていてほしいです。

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最後に、弘前市内の長勝寺 五百羅漢像はおすすめです。