送り火の山
大館の大文字は山裾ライン美しく、麓の田んぼの緑も
鮮やかです。
7月24日、20時に東京オリンピック開会式に合わせて
全国で打ち上げられた花火、大館市で見ることができ
ました。
大きな音がしたので窓を開けたら花火が打ち上げられ
ていました。
花火を見ると夏を感じます。
大館市の芝谷地湿原では、トキソウ、クサレダマの花が
咲いていました。
新号令和に入ったと思った途端に、消費税
増税やらで現実の世界は何かしらあり、せわしなく、
はじまり感にひたる暇もない毎日ですが、この時期になり
楽しみなことがあります。
この3年連続、お正月はお休みを取らせていただく
ようになりました。
庭園の仕事をしていると、お正月に開園しているために
現場対応と、3月までに完了を目指す仕事の対応などで
休みをとることができないのが当たりだと思っていました。
今年はどうだろうか、と思いながら
2019年度、綺麗だナとほれぼれしたタタキ、ベスト1です!
なんと美しい。
番外編で、延段。
色味のある自然石を贅沢に組み合わせた延段にも興味を持つ
ようになってきました。
12月末まであとわずか、走り抜けたいと思います。
3年前、仕事から帰ってきた夜、玄関の階段でバケツを蹴飛ばしました。
なぜバケツが玄関階段にあるのだ?と、明るいところで見てみますと、
水が少し入ったバケツにいくつかの草本苗が入っていました。
庭で木々に水をやっているときには、通りすがりのひとから「いろ
いろな山野草が植わっていて楽しいですね」と声をかけられることが
あります。
中学生の子たちが「ここ綺麗やな」と言って写メを撮ってくれている
風景も見かけます。
その1年後にもまた苗が玄関に置かれていました。
夜中にカシャーンカシャーンと土をほるスコップの音が住宅街に響き渡
ります。
その日のうちに植え付けをして枯れないようにします♪
3年前のホトトギス、無事にランナー(根)を伸ばし、着実に育ってく
くれています。
夏の出張シーズンに不在で水やりが足りず、やや葉が焼けてしまったのが
申し訳ない限りです。
木の下に植えてやったらよいのですが、人の目につくところとなると
なかなか日差しが厳しい環境です。
それでも、おすそわけしてくれた方が日々見て楽しんでもらえますよう。
それでも今年の秋も、ホトトギス、トケイソウ、フジバカマ、キキョウ、
ハナニラ、綺麗に咲いています!
今はキンモクセイが枝いっぱいに花をつけて、香りをまいてくれて
います。みんなの庭になってくれると嬉しいです。
今年の夏はあまりの暑さに体から熱が抜けず、気を
失いそうになりましたが、そのような辛さも乗り越え
られる出来事がありました!
今年お声をかけていただいた現場が東北地方の屋敷
調査で、2週間近く出張にでました。
東北は何度も訪れている地域ですが、仕事の工程が
中心となると、なかなか祭りや季節的な楽しみが時間
的に体験したり見ることができず、泣いていました。
黒石市のねぷた祭りをいつかきっとと思い、仕事
終わりに黒石市に行きましたが、巡行日ではなく、
また次回となりました。
とても沢山の台のねぷたがまちを合同で練る巡行は
圧巻で、かつ、大小さまざま、子供から大人まで
手作りのねぷた台が並ぶ様子は微笑ましいお祭り
であること間違いなし。
ねぷたの合同巡行は見れませんでしたが、黒石市の
仲間に会えました!とても嬉しい夏の出来事となり
ました。
あつまってくださり本当に嬉しかったです。
今年は唯一、青森市のねぶた祭りに間に合いました!
先月、東京経由で群馬、山形
に行ってきました。関東の山間部の暮らしを知りたいと思
い、檜原村の小林家住宅を訪れました(重要文化財)。
江戸時代からの建物が残り茅葺屋根が修理されていて堂々
たるものでした。山から山を移り、カシ類を切って炭を作
り生計を立てていたといいます。
行くことをきめた第一目的は、トロッコです!
トロッコ大好き人間にはたまらない往路です。是非みなさ
まも奥多摩で往時の暮らしぶりを垣間見るのはいかがでし
ょうか。
*トロッコはドイツ製。
*色々な山野草が見られます。キンポウゲ科トリカブト属。
*山麓に小林家はあり、土砂崩れなどの災害から家を守った
と伝わるケヤキの大木があります。