ブログ blog
- archives
- -
高野山 ヒメシャガとアキタブキ
しばらくブログを書くことが出来ず、あれやこれやと
作業に追われているうちに、時間があっという間に
過ぎていました。
1日が1分程度の感覚でしょうか。
少し振り返って、一気に!
年間、数回、高野山に参拝していますが、今年は開創1200年を
迎えられた年であることから、例年以上に多くの方が参られて
いることがわかります。
皇族が御出でになられた次の日に、奥之院まで行ってきました。
スギの巨木の参道の厳かな雰囲気を味わうとともに、楽しみに
しているのは、一院ごと覗き込み、季節の草花を愛でます。
あそこのアキタブキは大きくなったかな?といった具合です。
この時期(6月)は、ヒメシャガが可憐に咲いていました。
ヒメシャガの絨毯は、なかなか見ることができないと思います。
名称は、シャガに似ていて小さいからヒメシャガと言われて
いますが、実際には、アヤメ科の多年草です。
また、建物や庭以外に、塀や結界を見て、造れそうなものを考え
るのも楽しいです。
次に造るなら、写真のような繊細な竹の結界柵もよいなと思っ
ています。
次は、秋と冬の間に。
夏の声
夏の深まりを感じる頃、大阪と奈良の県境にそびえ立つ
金剛山と葛城山の裾野から、誰かを探しているかのよう
な、声が聞こえてきます。
ヒュー
ヒュー
薄暗くなりはじめる時間帯から夜中にかけて、聞こえて
くるその声は、物悲しく耳から離れません・・・
鳥の名は、トラツグミ。
細い声で鳴くため、辞典では、「源頼政が退治したという、
伝説上の妖力をもった怪獣。頭は猿、胴は狸、尾は蛇、
手足は虎、声はトラツグミに似るという鵺(ぬえ)どり
とも呼ばれている」と書かれています。
ぬえ(トラツグミ)は、正体不明なものを指したりもす
るそうです。
鳥の鳴き声辞典では、ピーピーと表現されています。
実物はとてもかわいらしい容姿です。
初夏を迎えて
今年は全国的に桜の開花と散りおさめが早いような気がします。
しかし、日本は列島が長いため、北へ向かうとまだ贅沢に桜の
満開の姿を見ることができそうです。
今年は、特に北海道を中心に雪が多かったようで、ニュースを見ては、
数年前に行った場所は今はどうなっているだろうか、と想像します。
もう2年前になるのか、まだ一度も足を踏み入れたことがなかった北海道
をめぐってきました。
女満別空港に降り立ち、レンタカーで、網走、知床に行き、知床では
船に乗り、知床半島の周遊をしながら半島に生息する生き物を見まし
た。
船の後は、また車で中標津まで走り、味噌ラーメンを食べて、摩周湖へ。
そして阿寒湖に行き、アイヌコタン近くで宿を取りました。
丁度、アイヌコタンは火祭り前夜で、沢山の人が訪れていました。
阿寒湖の周りは散策路があり、熊との遭遇も比較的少ないような様子で、
比較的ゆっくりと湖畔を歩け、水中には、まりももがごろごろと、波に
ゆれていました。
今も、お土産で持ち帰った養殖のまりもを育てています。
北海道では、湿地観察も目標としていたことから、阿寒湖の後はまた知床に戻り、
湿地見学に行きました。
知床自然センターで申し込みをし、公園内の湿地帯をめぐりました。
いつ熊が出てもおかしくないため、恐怖心を抱えての足取りは重かったです。
はじめに、レクチャーを受け、熊の目撃範囲の説明を受けるのですが、鈴を買うか、
とても悩みました。
自然の怖さと美しさを満喫してから、釧路まで移動し、帯広を目指しました。
帯広では、電車に乗り換えて札幌に移動し、北海道大学に行きました。
恐竜の展示や化学、宇宙に関する研究の展示を見ました。
次の日は、1日をかけて植物園をまわり、1日1日があっという間でした。
なお、札幌では、六花亭に行きまして、久しぶりの都会でスイーツを食し
ました。夜は札幌市時計台と、夜のすすきのっという噂の街を散策し、
次の日は最終日の5日目、新千歳空港から出発し、帰路に着きました。
なぜ阿寒湖、摩周湖の写真が一枚もないのだろうか、と考えていましたら、
あまりの寒さで写真を撮れなかったことを思い出しました~
それでも、どこもかしこも、あまりにも壮大な山々、海の荒々しさ、湖の深さ、
滝の厳しい様に
圧倒された記憶がやきつけられています。
知床は、夕日がとてもきれいな街でした。
明治期にはなひらいた洋風建築
青森の現場に前泊で行ってきました。
宿に着いたのは夜22時過ぎですが、せっかくの青森です!
宿の周辺を少し散策しました。
弘前市には明治~大正時代に多くの洋風建築が建てらており、
戦火を逃れたものが今なお残されています。
夜は漆黒の闇に建物が浮かび上がり、クラシックでモダンな様相が
5倍増しです。
弘前城の追手門から少し歩いたところにある青森銀行記念館。
明治27年築造の洋風建築で、現在重要文化財に指定されています。
棟梁は堀江佐吉が、第五十九銀行本店本館として建てたもので、
現在は銀行関係の資料が展示されています。
移動は、往復飛行機ですが、行きはシロナガスクジラと同じくらい
の全長といわれているプロペラ機体で移動し、一方、帰りはジャンボ
機でした。
同じ場所に行っていても、乗り物によって感じるスピードや時間が違う
ものですね。
ひな飾り
鹿児島市に所在する旧島津氏玉里邸庭園に行ってきました。
この時期、焼き物の人形が茶室で出迎えてくれています。
滝口から流れる水の音と、草木の揺れて重なる音、日ざしが
少しきつくなってきたことから、そろそろ夏の虫も鳴きそう
な様子です。
ひな飾りといえば、奈良県高取町の土佐街道沿いの雛祭りは
圧巻でした。
古い町並みを残しますが、雛祭りの期間中は、1軒、1軒、
各家が守るお雛様を展示されます。
そのお雛様を、1軒、1軒まわるのですが、ご主人とお話し
してそのうちの歴史を伺ったり、途中スイーツを食べたり、
また、見知らぬひととお話ししたり、途中物産展をみたりと、
とても賑わいます。
季節ごとに色々なところに、土地ごとの催しに触れ、巡るのは、
実はとても贅沢なことだと感じました。