風探歩 青森県平川市編
お庭の整備工事は、長雨に見舞われたときは現場が
止まります。
しかし、この機会を逃してはならなく、ほかのお庭をみ
させていただく絶好の機会になります!
限られた時間のなかでまわるお庭は貴重です。
今回は、黒石市の近くの町、平川市大光寺一滝本123番地の
清藤家庭園(せいとうけていえん)に伺いました。
県指定の資料によると、築庭年代は明治30年頃~大正8年と
伝えられ、築庭者は、大石武学(おおいしぶがく)流宗家4代
小幡亭樹(おばたていじゅ)。
なお、伝承では、本庭の完成が大正8年であることから、年代
でみると、5代池田亭月(ていげつ)も関与した可能性も考えら
れるといわれています。
当時、初代大光寺(だいこうじ)村長を務めた長内健美(たけみ)氏が、
明治30年頃から小幡に築庭を依頼したことから造営がはじまった
そうです。
築庭は健美氏の子の健榮(けんえい)氏に引き継がれ、大正8年に
完成したといわれています。
昭和47年、長内家から清藤六郎氏が譲り受け、本庭は清藤家所有と
なっています。
池前に打たれた大きな礼拝石や、大石武学流でみられる野燈籠、滝組
は見所として紹介されますが、こちらのお庭のドラマチックなところは
実は裏にあるのでは、と感じました。
このことは、訪れたことのある人達で談議したいものです。
津軽の親方がよく言われるひとこと☆
たいしたもんだ。